第一章
2027年は九紫火星が中宮に入る年:火と明るさ、知恵と「離れと結び」
九星気学では、毎年ひとつの星が年盤の中央、中宮に入り、その星の性質が一年全体の空気を形づくると読みます。2027年に中宮へ入るのは九紫火星。九星でただ一つの火の星で、南と真昼の太陽に結びつけられ、明るさ、美しさ、知恵、そして物事が明らかになることを表すとされます。
九紫火星にはもう一つ、「離れと結び」という意味も重ねられてきました。火は物を照らして形をはっきりさせ、くっついていたものを分ける働きを持つと考えられたためです。2027年は、曖昧にしてきた関係や約束に答えが出やすく、離れるものと新しく結ばれるものが入れ替わる年、と読む伝統があります。
暮らしの場面に置きかえると、隠れていた本音が言葉になる、長く保留していた話の白黒がつく、見た目や伝え方を整えたくなる。そんな出来事が起こりやすい一年です。明るく照らされるぶん、どの星の人にとっても、誠実さと身だしなみを大切にしたい年と読みます。
第二章
本命星の出し方:生まれ年の数字を足し、立春前の生まれは前年で
2027年の流れを読む前に、自分の本命星を確かめておきましょう。生まれ年の西暦の数字をすべて足し、一桁になるまで足し続けます。その数を11から引き、10以上になったときはさらに9を引きます。残った数の星が本命星です。たとえば1993年生まれなら、1+9+9+3=22、2+2=4、11−4=7で七赤金星です。
九星気学の一年は立春(毎年2月4日頃)から始まるため、1月1日から節分までに生まれた人は前の年の生まれとして計算します。1998年1月25日生まれなら1997年として計算し、1+9+9+7=26、2+6=8、11−8=3で三碧木星になります。2月初めの生まれの人は、その年の立春の日付を確かめると安心です。
- 生まれ年の西暦の各桁を足し、一桁になるまで足す
- 11からその数を引く(10以上なら、さらに9を引く)
- 1月1日から節分までの生まれは、前年の西暦で計算する
第三章
2027年の五黄殺は北、暗剣殺は南:年の切り替わりは2月4日
2027年の九星気学の一年は、2027年2月4日の立春から2028年の節分までです。1月1日から2月3日までは、まだ2026年の、一白水星が中宮にある年の配置で読みます。お正月に引いたおみくじと、気学の一年の始まりには、ひと月ほどのずれがあると覚えておくと便利です。
2027年は五黄土星が北に回るため、北が五黄殺、その正反対の南が暗剣殺にあたります。2026年の五黄殺が南、暗剣殺が北だったのと、ちょうど南北が入れ替わる形です。伝統的にはどちらも慎重さが求められる方位とされますが、北や南の方位は控えめに、とされる程度の目安として受けとめ、引っ越しや旅行は暮らしの事情を優先して決めてください。
第四章
九つの星の2027年:回座する方位と一年のテーマ
2027年の年盤では、九紫火星が中宮に入り、ほかの八つの星はそれぞれ八方の宮に散らばります。2026年に中宮にいた一白水星は北西へ、南にいた五黄土星は北へ移るなど、どの星も前の年から一つ先の宮へ進んでいます。それぞれの星が2027年にどんな一年を過ごすかを、一言で並べると次の通りです。
- 一白水星:北西「実力発揮の年」。整えた一年を経て、目上の人から役割を任される年
- 二黒土星:西「実りの年」。支えてきた努力が、楽しい誘いや喜びとなって返ってくる年
- 三碧木星:北東「変化の年」。働き方や住まいなど、流れの切り替わりに向き合う年
- 四緑木星:南「頂点の年」。人前で光が当たる一方、暗剣殺の宮でもあり、言葉と約束を丁寧に
- 五黄土星:北「充電の年」。五黄殺の宮で冬を迎え、休養と学びに時間を使う年
- 六白金星:南西「土台づくりの年」。冬を抜け、仕事と家庭の足元を固める年
- 七赤金星:東「発展の年」。新しく始めたことが芽を出し、言葉が人に届きやすい年
- 八白土星:南東「信用と縁の年」。紹介や縁談、契約ごとが整いやすい年
- 九紫火星:中宮「注目の年」。自分の星の年。新規の挑戦より、いまあるものを磨く年
第五章
2026年から2027年へ:水の静けさから、火の明るさへ
2026年は一白水星が中宮に入る年でした。水の星が中心にあると、物事は表に出るより内側で静かに進み、人の気持ちや縁が深まる年と読みます。2027年は中心が火の九紫火星に替わり、内側で温めてきたものが外へ照らし出される一年へと空気が変わります。
季節の流れでいえば、春は2月の立春直後から人の評価や本音が見えやすくなり、夏の7月は月盤が年盤と同じ配置になるため、一年のテーマがいちばん濃く表れる月とされます。秋は実りと整理が重なり、冬の11月は五黄土星が月盤の中宮に戻って、一年をふり返る区切りになります。
水の年に結んだ縁は、火の年に形がはっきりします。2026年に始めた付き合いや学びがあるなら、2027年は人に見せたり、言葉にしたりして確かめていく年。反対に、もう役目を終えたと感じるものには、感謝とともに手を放すことも、九紫火星の年らしい過ごし方と読みます。









