第一章
九星気学とは:生まれ年に宿る九つの星
九星気学は、古代中国の「洛書」と呼ばれる数の並びに由来するとされる占いです。一から九までの数に、水・土・木・金・火の五行と色を重ねた九つの星を使い、人の気質や年ごとの運気の巡りを読みます。生まれた年の星を本命星と呼び、その人を読み解く軸にします。
九つの星は、一白水星、二黒土星、三碧木星、四緑木星、五黄土星、六白金星、七赤金星、八白土星、九紫火星。名前の頭の数字、色、五行が、それぞれの星の性質を表しています。一白水星は水のように柔らかく、九紫火星は火のように明るく輝く。名前そのものが、星の手ざわりを伝えているのです。
気の書では、この本命星をもとに、性格や恋愛、仕事の傾向と、今年あなたの星が年盤のどの宮に入っているかを読みます。星はあなたを決めつけるものではなく、いまの自分を静かに眺めるための一枚の鏡として、ページをめくってみてください。
第二章
本命星の計算方法:生まれ年の数字を足して11から引く
本命星は、生まれ年の西暦だけで出すことができます。まず西暦の各桁の数字をすべて足し、一桁になるまで足し続けます。次に、11からその数を引きます。答えが10以上になったときは、さらに9を引きます。最後に残った数が、あなたの本命星の番号です。
たとえば1990年生まれなら、1+9+9+0=19、さらに1+9=10、1+0=1。11から1を引くと10になるので、もう一度9を引いて1。本命星は一白水星です。1995年生まれなら、1+9+9+5=24、2+4=6、11−6=5で五黄土星になります。
2000年生まれなら、2+0+0+0=2、11−2=9で九紫火星。2003年生まれなら、2+0+0+3=5、11−5=6で六白金星です。計算に使うのは生まれ年の数字だけで、誕生日の月日は、次に書く立春の境目を確かめるときにだけ使います。
- 西暦の各桁を足し、一桁になるまで足し続ける
- 11からその数を引く
- 答えが10以上なら、さらに9を引く
- 出た数の星(1=一白水星、2=二黒土星 … 9=九紫火星)が本命星
第三章
1月・2月初め生まれの人は立春より前なら前年で計算
九星気学の一年は、1月1日ではなく立春(毎年2月4日頃)から始まります。そのため、1月1日から立春の前日である節分までに生まれた人は、前の年の生まれとして本命星を計算します。年賀状を書く頃に生まれた人ほど、ここで星が変わることがあります。
たとえば1995年1月20日生まれの人は、1994年生まれとして計算します。1+9+9+4=23、2+3=5、11−5=6で、本命星は五黄土星ではなく六白金星です。同じ1995年生まれでも、2月10日生まれなら五黄土星のままです。
立春の日付は年によって2月3日や2月5日にずれることがあります。2月初めの数日に生まれた人は、生まれた年の暦で立春の日を確かめてから計算すると安心です。一日のずれで本命星が変わることもあるので、ここだけは丁寧に。
第四章
生まれ年と本命星の早見:9年ごとに同じ星がめぐる
本命星は、生まれ年が一年進むごとに数が一つずつ小さくなり、9年でひと巡りします。1990年が一白水星なら、1991年は九紫火星、1992年は八白土星というように逆向きに進み、1999年にふたたび一白水星に戻ります。おもな生まれ年は次の通りです(いずれも立春以降に生まれた場合)。
ここに載っていない年でも、9を足したり引いたりすれば同じ星の年にたどり着きます。2009年生まれなら、9年前の2000年と同じ九紫火星。1972年生まれなら、9年後の1981年と同じ一白水星です。
- 一白水星:1981年、1990年、1999年、2008年
- 二黒土星:1980年、1989年、1998年、2007年
- 三碧木星:1979年、1988年、1997年、2006年
- 四緑木星:1978年、1987年、1996年、2005年
- 五黄土星:1977年、1986年、1995年、2004年
- 六白金星:1976年、1985年、1994年、2003年
- 七赤金星:1975年、1984年、1993年、2002年
- 八白土星:1974年、1983年、1992年、2001年
- 九紫火星:1973年、1982年、1991年、2000年
第五章
九星の五行と相性:生み、育て合う星の組み合わせ
九つの星は、水(一白)、土(二黒・五黄・八白)、木(三碧・四緑)、金(六白・七赤)、火(九紫)の五つの五行に分かれます。五行には、木は火を生み、火は土を生み、土は金を生み、金は水を生み、水は木を育てる、という巡りがあるとされ、この関係を相生と呼びます。
相生の関係にある星どうしは、自然に力を貸し合える相性と読みます。また、同じ五行の星どうしも価値観が近く、落ち着いた関係を築きやすいとされます。相性は付き合う相手を選ぶためのものではなく、相手との関わり方を知るための目安として、各星のページで触れています。
第六章
年盤と九つの宮:本命星は毎年、居場所を移す
九星気学では、その年の星の配置を表した「年盤」を使います。真ん中の中宮と、北・北東・東・南東・南・南西・西・北西の八方位、あわせて九つの宮に九つの星が一つずつ入り、年ごとに順番に場所を移していきます。本命星がどの宮に入ったかで、その一年の流れを読みます。
気の書で読む九つの宮の意味は次の通りです。同じ星でも、入る宮が変われば一年の表情が変わります。充電の年は静かに過ごし、発展の年は迷わず動く、というように、宮の意味は一年の過ごし方の目安になります。
星は九年かけてすべての宮をめぐるので、同じ宮は九年に一度巡ってきます。頂点の年のあとには充電の年が、充電の年のあとには土台づくりの年が、そのあとに発展の年が来る。静かな年もにぎやかな年も、長い流れの一部として受け取るのが気学の考え方です。
- 中宮:注目の年。八方塞がりとも呼ばれ、立ち止まって整える一年
- 北西:実力発揮の年。目上の人の引き立てがある一年
- 西:実りの年。金運・恋愛運に恵まれる一年
- 北東:変化の年。転機が訪れる一年
- 南:頂点の年。才能が花開き、注目を浴びる一年
- 北:充電の年。静かに力を蓄える一年
- 南西:土台づくりの年。地道な努力が実を結ぶ準備の一年
- 東:発展の年。新しいことが芽吹く一年
- 南東:信用と縁の年。人の縁が整い、物事がまとまる一年
第七章
九星気学 2026年:一白水星が中宮に入る年
2026年(2026年2月4日の立春から2027年2月3日まで)は、一白水星が年盤の中央に入る一白水星の年です。ほかの星は次のように各方位へ入り、それぞれの宮の意味に沿った一年を過ごすと読みます。
この年は、五黄土星が入る南が五黄殺、その正反対の北が暗剣殺と呼ばれる方位にあたります。どちらも伝統的に慎重さが求められる方位とされ、北に入る六白金星は、いつも以上に足元を確かめながら過ごしたい一年と読みます。
一白水星を本命星に持つ人にとっては、自分の星が真ん中に座る年です。九年に一度めぐってくるこの配置は八方塞がりと呼ばれるものの、これまでを振り返り、身の回りを整えるのにふさわしい一年とされます。
- 一白水星:中宮(注目の年)
- 二黒土星:北西(実力発揮の年)
- 三碧木星:西(実りの年)
- 四緑木星:北東(変化の年)
- 五黄土星:南(頂点の年)
- 六白金星:北(充電の年)
- 七赤金星:南西(土台づくりの年)
- 八白土星:東(発展の年)
- 九紫火星:南東(信用と縁の年)
第八章
九星気学 2027年:九紫火星が中宮に入る年
2027年の運気は、1月1日ではなく2027年2月4日の立春から切り替わります。中宮に入るのは九紫火星。前の年に中宮にいた一白水星は北西へ移り、ほかの星もそれぞれ一つ先の宮へと進みます。
九紫火星を本命星に持つ人にとっては、2027年が自分の星が中宮に入る年です。2026年に一白水星の人が過ごしたのと同じように、新しく広げるより、手もとにあるものを整え、心と体をいたわることが大切にされる一年と読みます。
2027年は、五黄土星が入る北が五黄殺、反対の南が暗剣殺です。2026年とは南北が入れ替わる形になり、南に入る四緑木星は、頂点の年でありながら慎重さも大切にしたい一年と読みます。方位の吉凶は流派によって読み方に幅があるため、気の書では方位を指南するより、自分の星がどの宮にいるかという一年の流れを読むことを大切にしています。
- 一白水星:北西(実力発揮の年)
- 二黒土星:西(実りの年)
- 三碧木星:北東(変化の年)
- 四緑木星:南(頂点の年)
- 五黄土星:北(充電の年)
- 六白金星:南西(土台づくりの年)
- 七赤金星:東(発展の年)
- 八白土星:南東(信用と縁の年)
- 九紫火星:中宮(注目の年)


















