第一章
パーソナルイヤー1「始まりの年」の流れ
パーソナルイヤー1は、九年の巡りの起点です。前の年、9の年に古いものを手放して空けた場所に、新しい種をまく一年にあたります。数秘術では、新しいことを始めるのに最も適した年とされ、独立、転職、引っ越し、新しい関係と、何かを始める動きすべてに追い風が吹くと見ます。
ただし、1の年はあくまで種まきの時期です。始めたことがすぐに実を結ぶとは限らず、手応えのないまま一年が過ぎることもあります。それでも焦らないこと。今年始めたことが、これから九年の軸になる。そう考えて、目先の成果より、本当に育てたいものを選ぶことが大切だと伝えられています。
たとえば、ずっと気になっていた教室の体験に申し込む、髪を思い切って短くする、使い慣れた手帳を新しいものに替える。1の年は、そんな小さな「初めて」が続きやすい一年です。始めたことのすべてが続かなくても構いません。いくつか試すうちに、九年かけて育てたいものが見えてきます。
第二章
2026年・2027年にパーソナルイヤー1になる人
2026年にパーソナルイヤー1になるのは、誕生月と日の各桁を足して一桁にした数が9の人です。たとえば3月6日生まれなら、3+6+2+0+2+6=19、1+9=10、1+0=1で、2026年は始まりの年にあたります。前の年の2025年は9「手放す年」、翌2027年は2「育てる年」へ進みます。
2027年に1になるのは、誕生月と日の数が8の人です。たとえば1月7日生まれなら、1+7+2+0+2+7=19、1+9=10、1+0=1。2026年に9の年を過ごし、区切りをつけた人たちが、2027年に新しい巡りを始めることになります。
9の年から1の年への切り替わりは、九年の中でもっとも大きな節目といわれます。前の年に別れや片付けが多かった人ほど、年明けから身軽さを感じやすいはずです。空いた場所に何を迎えるかを年の初めに書き出しておくと、一年の軸が定まります。
第三章
恋愛:自分から一言、小さな誘いを
1の年の恋愛は、自分から動くほど流れに乗りやすいと解釈します。気になる人がいるなら、相手からの連絡を待つより、自分から一言送ってみる。「この前話していた映画、来週から公開だね」くらいの軽い誘いが、関係を動かすきっかけになります。新しい趣味の集まりや職場の異動など、環境の変化から出会いが生まれやすい年でもあります。
恋人がいる人は、二人で新しく始めることを一つ決めるとよい年です。同じ習いごとを始める、一緒に暮らす準備に取りかかる、行ったことのない土地へ旅に出る。二人の関係にとっても、この年に始めたことが、これからの九年の軸になっていくとされます。
第四章
仕事:新しい企画や希望は、口に出しておく
仕事の面では、温めていた企画や異動の希望を、今年のうちに口に出しておくのがおすすめです。1の年は、自分から手を挙げた人に機会が回ってきやすい年と読みます。会議で最初に意見を言う、新しい担当に名乗りを上げる。そうした小さな一歩が、数年後の大きな役割につながっていきます。
転職や独立を考えている人にとっても、動き出すのに向く年です。ただ、すぐに理想の結果が出なくても、始めたこと自体に意味があります。新しい職場で最初の一年が思うようにいかなくても、それは種が土の中で根を張っている時期。結果を急がず、続けることを優先してください。
第五章
お金:家計の仕組みを新しく始める
お金については、家計簿をつけ始める、積立の仕組みを整えるなど、新しい習慣を始めるのにふさわしい年です。大きく増やすことを狙うより、これから九年続けられる仕組みを一つつくる、と考えるとこの年らしい使い方になります。
新しいことを始める年なので、道具や講座への出費が増えることもあります。その出費が、自分が本当に育てたいものにつながっているかを確かめてから決めると、後悔が少なくなります。勢いだけで始めて、すぐにやめてしまうものにお金をかけすぎないよう、最初は小さく始めるのが賢明です。
第六章
人間関係:新しい集まりに顔を出す
人間関係では、新しい集まりに顔を出すことで縁が広がる年と見ます。最初の挨拶や、初対面の人にかけた一言が、そのまま長い縁になることも。人見知りでも、まずは一度だけ参加してみる、という気持ちで出かけてみてください。
その一方で、自分の道を進むことに夢中になると、周りの声が耳に入りにくくなる年でもあります。新しく始めたことを応援してくれる人には、進み具合をときどき伝えてみてください。始まりの年に支えてくれた人は、九年の巡りを通して大切な味方になりやすいと考えられています。
第七章
1の年の月の巡り:7月が収穫、9月が始動
パーソナルイヤー1の年は、1月が2「待機」、2月が3「発信」から始まり、7月に8「収穫」、8月に9「完了」、9月に1「始動」が巡ってきます。年の前半に始めたことの小さな手応えを7月に受け取り、8月で一度区切り、9月にもう一度新しいことに手をつける。そんなリズムで一年を過ごすと、流れに乗りやすいと解釈します。
年の初めに目標を一つ決め、9月の始動の月に見直してみるのもよい方法です。年明けに始めたことが合わなかったと感じても、9月にもう一度選び直せる。始まりの年には、始め直しの機会も用意されています。
年の後半、10月は2「待機」、11月は3「発信」、12月は4「整備」と続きます。秋に始め直したことを人に見せ、年末には翌年の育てる年に向けて足元を整える。始まりの年の締めくくりは、片付けと手続きの月です。

















